ウエストレイク

スリー・ビルボードのウエストレイクのレビュー・感想・評価

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)
5.0
物語の構成、展開が非常に面白く出来ていてぐいぐいと引き込まれました。
風刺を効かせたブラックジョークを所々に散りばめて、スリッパにアフレコ等クスッと笑えるところも⭕️


レイプされ殺害された少女の母ミルドレッドは、犯人を捕まえることができない警察に苛立ち、警察を非難する3枚の広告看板を出すのだが…な物語。

観賞前の予想では、警察の不甲斐ない捜査に反抗する女性が、悪徳警察にいじめられながら事件を解決する様な物語だろなーと思ってましたが、予測してない展開に「えっ!」

弱き女性だと思っていた主人公ミルドレッドはやり過ぎな程強き女性。

言いたくても言えない様な事をズバズバ発言する描写は世間の意見を代弁しているみたいで爽快でした。

だが、歯医者のシーンはやりすぎ。


『怒り』『許し』がテーマになってあるだろう本作。

『許し』のシーン

・オレンジジュース
・「あんた以外に誰がやる」

この2つのシーンは非常に良かったです。
特に後者については、そのセリフに続くマクドーマンドは文句無しの演技👏
はっきりいってこれが見れたので、その後の展開は気にならない派です☺️


『怒りは怒りを来す』

本作の核心とも言える言葉を天然なおバカちゃん女が教えてくれる所も良きでした。


俳優陣も主要の3人は勿論素晴らしかったですが、良い人すぎる小男も良い味出してました。

劇伴も⭕️


👏👏👏👏👏
ウエストレイク

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