娘が殺されて7ヶ月。
未だに解決しない事件に苛立ちを隠せない
母ミルドレッドは３つの看板を出し
警察に戦線布告！
なぜ？警察は何をしてるの？
そんな３つの看板から始まる物語。
派手さはなし。
着飾った人もなし。
100％、役者の演技で真っ向勝負した
素晴らしい正統派映画でした。
ファーゴよりも何倍も名演技だった
フランシスマクドーマンド。
怒り、後悔。
捨てるものなし、
人生を事件解決に捧げると言わんばかりの
芯の強さ。
そんな中で時折見せる涙は
彼女の苦悩が伝わってきてたまらなく辛かった。
本当の役者を見た感じ！素晴らしかった！！
サムロックウェルも
前半と後半の変わりようがすごい。
他を否定することでしか自分が保てず
どうしようもなかったクズが
あそこまで人間として変われるなんて
誰が想像できたでしょうか。。
そこをちゃんと見ていた
ウィロビー署長、ウディハレルソン。
私は当初、この署長が胡散臭くて
絶対嫌な奴って思ってたんですけど、
事件に対する思い、
そしてある投資を知った時、また涙がポロポロ。
手紙のシーンはアウトでしたねー、、
それぞれの思いが
言葉だけではなく
行動から、そして表情からすごく伝わってきて
結構泣いてしまう場面が多かったです。
でもこんなシリアス映画なのに
笑いどころも結構多く、
珍しく観客みんなが大爆笑なシーンも。
ラストはどうなったんだろう。
私はああいう終わり方は好きじゃないんだけど、
何故かこの映画に関しては
消化不良に感じることはなく、
これはこれでよし！だったかな😊
『セブンサイコパス』を観て
不安しかなかった本作でしたが
これは素晴らしかった♪
こういう映画こそもっと宣伝して
いろんな人に見てもらうべきなのでは？と思ってなりませんね🎶
☆映画館にて鑑賞☆
2018年17本目
