見終わったあとに「なんていう作品だ!」と感じた。傑作!!
登場人物たちの言動がボディーブローのようにじわじわと効いてくる気がする。誰かにとっての正義が誰かにとっては暴力になっていたり、一人一人に人間として色んな側面があったり、一概に良い悪いでくくれない。アメリカ南部の町の閉鎖的な雰囲気、差別、暴力、警察の捜査に対する疑問など、社会への問題提起も感じられて深いなと思った。
先の読めないストーリー展開で期待を裏切られるけど、どんどん目が離せなくなって、起承転結のハッピーエンドではないのにラストはとても爽やかな気持ちになる。脚本と役者さんの演技力が秀逸!見終わった後に余韻が残る。
怒りは怒りを来す、ゆるすことについて考えさせられる。すごい映画を観れて嬉しい!