話の展開が読めず、気づけば最後まで釘付けになって観ていた。
面白かった、とかそういう一言では片付けられなくて、複雑に絡み合う登場人物たちの思いに共感できたり出来なかったり、笑えたと思ったらどうしようもなくやるせない気持ちにさせられたりと、感情がぐちゃぐちゃに掻き回される2時間だった。
ぶっ飛び過ぎだろっていう言動も多かったけれど、ここまで極端じゃないにしても人間ってこういうものなんじゃないかなと思う部分も多くて、これこそ重厚な人間ドラマだなあと。
気付かぬうちに差別してしまうものだし、誰かのせいにしていなければ自分を保てない時もある。
最後のシーンは賛否両論あるようだけれど、私は大好きだった。
彼らの行動が正しいのかは分からないけど、私にとっては爽やかで清々しい、素晴らしい終わり方だった。
オレンジジュースのシーンも大好き。