人生は、意識しないと120%主観の思い込みで埋め尽くされてしまう。
勿論、人はみな基本的には主観でしか生きられないものだし、世界とはきっと、人間の数の分だけの主観で成り立っている。
映画は、それを客観としてまとめてくれる装置でもあるんだなって、気づかせてくれる映画だった。
冒頭から、「アっ!こいつはこんな思想をもっていやがる!なんてやつだファック!」ってさせておいてからの主観ジェットコースターぶり。
どんな変化にせよ、人は変われるんだということを示してくれるし、いかにクソだと思われる状況でも、(歪ではあるけれど)希望のようなものが提示されていて、とてもいい映画だと思った。