インディーズ映画を作る主人公達を描いたインディーズっぽい映画。
どうせならもっと軽いノリで徹底的にインディーズ感マンマンな方が好きだった。何ならエド・ウッドくらいに。
後半の感動させようとする展開が鼻に付いた。同じストーリー進行で良いからBGMをラップとかチャラい曲にしてサラッと進んで行けば逆に感動出来た気がする。
シェルターの家の中の様子は好き。
ジェームスのこどおじな部屋も好き。
1番好きなのはジェームスが旧パパと近未来的なカクカクのドーム(?)の中から外を眺めるシーン。
旧パパが【外の世界】に仕掛けたホタルや狐の人形達が絵本の世界の様に幻想的で美しい。
誘拐され外部との接触を禁じた偽の父母の行いが図らずもジェームスのクリエイターとしての能力を開花させた皮肉。
実の両親の下で普通に育っていたら彼の才能は芽吹くことはなかったのかもしれない。
後で調べたら旧パパはマーク・ハミルだったのね。見てる時は全然気付かなかったけどこの配役は洒落てるな。
高い声を出せる俳優ということで起用したとか。でもきっとそれだけじゃないよね。やっぱスカイウォーカーがブリグズビー・ベアの声をやることに意味があるもん。
しかしブリグズビー・ベアの映画を全部見てみたい気もする。エド・ウッド作品よりはちゃんと出来ているだろうから(笑)
あのお月様みたいのは月世界旅行のオマージュかな?