ブルーススターキラー

ワンダーウーマン 1984のブルーススターキラーのレビュー・感想・評価

ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)
4.0
[ワンダーウーマン 1984]は、パティ・ジェンキンス監督によるアクション映画である。2017年公開の映画[ワンダーウーマン]のその後を描いている。ここ近年公開されたアクション映画の中でも出来が良く、惹き込まれる作品だ。前作は女性問題についてを取り扱った作品であるが今作は社会問題についてを大きく取り扱った作品であると感じる。ダイアナ、トレバー、バーバラ、マックスといった複数のキャラクター達の葛藤や弱い部分を映し出しながら、人間の弱い部分を上手く描いている。人間ドラマもしっかり描いている。元々[ワンダーウーマン]というコミックが持っていたテーマを上手く表現している所が素晴らしく今作を映画的にも優れた作品にしているといえる。非常に良いテーマを持っており、感心させられる部分も多く、感情的にも満足出来る作品である。スティーブ・トレバーが今作で復活したことにより、新たな発想が生まれ、安定した作品にもなっている。そして、今作は前作を超える程のアクションとドラマを提供してくれる。ハンス・ジマーによる楽曲も今作を象徴する一つの魅力といえるでしょう。