セレーナ美花

007/ノー・タイム・トゥ・ダイのセレーナ美花のレビュー・感想・評価

4.3
とても良かった
エンタメの努力の結晶という感じ
BillyEilishが大画面で流れるオープニングだけで最高すぎて、、仄暗い迫力あるストーリーの幕開けにぴったりだった。歴史ある007シリーズの曲をビリーのような若者のアイコンが制作しているのはあつい
最初のイタリアのシーンでのアクションがかっこよすぎて笑った、愛車強すぎる笑
歳を重ねるにつれてコテコテのきざがどんどん似合ってくるダニエルクレイグ。アクションだらけでも雑な時間の使い方ではなく、無駄なく美しく計算されている。アクションだけでも充分見る価値あった。
そしてレアセドゥの確固とした強さと美しさたるや、、、なんであんなに魅力的な表情ができるんだろう。シンプルに子供の頃の回想シーンが怖すぎる、あんなん子供が観たら絶対トラウマになる。
パロマ役の人も一瞬だったけどかっこよかった。
サフィンの動機がちょっと薄いような気がしたが、細菌兵器の描写がリアル、、あんなものできたらそれこそ核兵器並みの爆弾になりうるよなあ
最後のシーンは涙なしには観られない。青い眼が燦然と輝くあのシーンは監督からのプレゼントという記事を見て、また泣いた。
深遠なストーリーというわけではないが、噛めば噛むほど味わい深くなるスルメ映画だと思う。2回観たけどもっかい観に行きたい。
愛あふれる作品。