Ryoma

007/ノー・タイム・トゥ・ダイのRyomaのレビュー・感想・評価

4.2
上映延期に延期を重ねた007最新作。3時間と長さはありますが飽きを感じず、最後のダニエル・クレイグ演ずるボンドを楽しめる一作となっていたように感じます。

まぁ私自身は前作「スペクター」で007に触れた口なんですけどね。その程度の人でも楽しめましたし、きっとダニエル・クレイグの007シリーズ5作を追ってきた人であればより一層感慨深くなるのではないかと思います。

更に良かったポイントを語るとするならば「パロマ」のキャラクターが非常に魅力的でもっと活躍するシーンが見たかったというところでしょうか。美しく可憐で恰好良さのある姿に見惚れてしまって、スピンオフを熱望しちゃってます。

それに歴史があるがゆえ旧世代の象徴とされてもおかしくないボンドと、対等に活躍するボンドガールを描くというのはこれから先の新世代へ続く道筋を立てたのではないでしょうか。もしかしたら次の世代のボンドは女性という可能性もあったりするのかな、なんてことまで考えてしまいました。

007シリーズの一区切りではありましたが、この先の展開まで楽しみになる余韻で今はいっぱいです。
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