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顔たち、ところどころのGONのレビュー・感想・評価

顔たち、ところどころ(2017年製作の映画)
4.6
アニエス・ヴァルダという一人の女性・一人の映画監督は全ての自然、芸術、人間、文化、建築物を愛している。
そしてそれらをカメラを収め、ひとつの映画として作り上げる。それも愛情たっぷりに!
ヴァルダさん自身がその目で捉えた景色を出来るだけ、可能な限りそのままカメラに収めて観客に魅せてあげたいという愛が垣間見える。
映画的な美しい構図も沢山観られるが僕はヴァルダさんの愛の籠った眼差しが感じられる撮影のシーンが好きだ。
んで、約束をすっぽかすゴダールにキレたり(オレも落ち込んだぞゴダールよ!)、ドゥミの話を挙げた瞬間に涙を溢れさしたりと愛くるしいだけじゃなく喜怒哀楽が豊かな一面も見せてくれるヴァルダさん。好きだ。
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