2人のコンビが相性良きこと。出会った人たちの姿をカメラに撮って、巨大現像装置がついた車から出力される絵面がおもしろかった。巨大に引き伸ばした写真が街の一部になるのが、平面のモニュメントを創ってるみたいでいいし、それを見た人々が笑顔になったり、感動している姿がちゃんと捉えてるのもグッときた。
それでまた、ゴダールの不在があまりにも強烈だけど、ヴァルダを悲しませて人として最低なんだけど、虚実入り混じったこの作品にハプニングをあえて加える。捻くれているけど映画の展開としては◎ってのが、また…。パンはちゃんと食べたのだろうか。天国があるならば、ヴァルダに詰められていたら面白いですね。RIP
