54歳差、可愛い2人のドキュメンタリーに近いロードムービー
或る意味、とても映画らしい手法
というか、映画でないと出来ない表現
フランスの一介の市民の方々が
沢山の顔を見せてくれます
その表情は、
何処でも誰でも
尊厳に満ちている
色々な歴史、状況下にあっても
さすが「自由・平等・博愛」の国
何気ない日常を
カメラが切り取ることで生まれるドラマ
そして、その人の
生きてきた人生が
顔に表れる凄さ
それは、アニエス・ヴァルダの顔も
JRの顔も然りだ
最後、切ない湖畔のシーン
ヒューマニズム溢れる作品を
JRの優しさが上手に締めくくる・・・
エンドロールのギターサウンドと共に
心地好い余韻を与えてくれる
あぁ人生、一期一会だなぁ
そして、捨てたもんじゃないなぁと
独り言ちてしまうような
人生賛歌に充ちた作品でした