とんちん

友罪のとんちんのレビュー・感想・評価

友罪(2017年製作の映画)
3.4
犯罪者のその後の人生を描いた重いヒューマン映画が好きな方にオススメ!

元記者の益田(生田斗真)と元殺人犯(瑛太)の2人が主人公。
お互い素性を知らないまま仕事を一緒にすることになるが、あるきっかけから素性が明らかになる。
彼らを取り巻く環境はどう変わっていくのか…

罪を犯した人が幸せを求めることに対して問題提起された映画。
色んな感情が入り混じるので人によって感じ方が全然違うんだろうなーと思う。難しかった。

犯罪者は簡単に社会復帰できないのが分かる。
それは個人の性格的な内部要因によるものとの周りの目といった外部要因によるもの。
青柳(瑛太)に関しては犯罪者になるべくしてなった。異質の感性を持っているため、出所した後も社会で生きていくのが辛そう。それが伝わってくる瑛太の怪演が良かった。
そして、人間的には問題ないが不運(?)にも犯罪者になった人も同様に。順調だった人生が一瞬にして壊れてしまう。
とにかく、背負って生きていくしかないんだろうな。んー難しい。