Filmarksの試写会にご招待頂き鑑賞してきました。
上映前に、ゲストのLiLiCoさんがお話されていた事で印象的だったことが2つ。
1つ目は、日本に来たばかりの時に周りの人が何を話しているのか理解できず、
とても不安に思うことが沢山あったことを思い出したということ。
LiLiCoさんのお話通り主人公の気持ちになって観てみると、
言葉を理解できず、頼れる人も少ない場所で生きていかなければならない主人公は、どれほど孤独だったことか、
そして親切にしてくれる人達に心から感謝していたかが想像できました。
2つ目は、苦労も多かったけれど、
色々な人に出逢ったことで色々な仕事に繋がって今の自分があるということ。
この主人公も、もっと早い段階でお父さんと出逢っていたら、何かが違ったのかなと思うと切なくてたまりません。
これらLiLiCoさんのエピソードに、
うんうんと、真剣にうなづきながら聞いていたロウ モンロウさんもとても素敵でした。
色々と現代社会の問題点が浮き彫りとなる内容ですが、全体的にはとても優しい映画です。
特に、蕎麦屋のお父さんや娘さんが、
偉そうにする訳でも、変に気を遣いすぎる訳でもなく、寝坊したり仕事でミスをしても決して説教や指導をする訳でもなく、
ある意味淡々と、しかしいつも気にかけてくれる様子は、教わる/雇われる側からしたら、非常に信頼感と安心感を抱くような接し方だなと勉強になりました。
試写会、ありがとうございました。