コンプリシティ/優しい共犯の作品情報・感想・評価

上映館(11館)

コンプリシティ/優しい共犯2018年製作の映画)

Cheng Liang/Complicity

上映日:2020年01月17日

製作国:

上映時間:116分

あらすじ

「コンプリシティ/優しい共犯」に投稿された感想・評価

ゼルタ

ゼルタの感想・評価

4.5
舞台挨拶付き上映にて鑑賞。不法移民の青年が主人公となっているが、あくまで人々との交流を中心に描く。社会問題の提起に終わらないのが本作の素晴らしい所。藤竜也さんの佇まいには唯一無二のものを感じました。ぜひ拡大公開してほしい傑作。

このレビューはネタバレを含みます


いや~、何とも言えない映画。というのも見始めでいきなりおばあさんたちの団体がぺちゃくちゃ喋ってたから序盤の主人公が偽名を手に入れる件に全然集中できなかったから・・・、だけではございません。

昨今の技能実習生にまつわる問題とかいろいろやりたかったんだろうが、この映画はいったい誰に向けて作っているのか。出来は悪くないけどなぜこれを作ったのか釈然としない。

基本的に手持ちでグラグラ揺れているカメラもあんまり好きじゃない。ドキュメンタリックにしたいのかもだけど、普通に演技然とした演出だからそこまで効果発揮してませんよ。


とはいえ、主演の方は演技うまいし、ヒロインは可愛いし、何よりも藤竜也がカワイイ(笑)。なんだこの萌え感。応援したくなる。

そば作りしか知らなくて不器用に生きているけど茶目っ気もしっかりある感じ、リアルだわ。名優ですね。

主人公の異国での寄る辺なさ、母国の家族の便りにならなさ、不安定さもしっかり描いているからこそ、ちょっとだけ厳しくて、でもしっかり教えるし面倒見いいし、気持ちよく接してくれる藤竜也の異様な安心感が際立つ。俺だったら藤竜也になにか声かけられるたびに泣いてしまいそう。なんだあの安定感。しかもただ枯れているわけではなくなんだか若々しい。素晴らしい。ていうかこの映画藤竜也いなかったらマジでやばかったと思う。

あとリュウの彼女も喋り方の雰囲気含めて気だるい感じが良かったな。リュウにあんな態度取られてもまだ好意寄せているのはリアリティないけど。そしてこの映画が全然人物へのクロースアップがないし画面くらいから最後まであの子がどんな顔かいまいち掴めなかったけど。

気に入らないのはリュウの勤務態度ですよ。ぼけっとしている時間長すぎだろ。いや、こういうこと言うと窮屈な世の中に加担してるみたいでやだけど、ちょっと藤竜也が寛大すぎるのかな。息子みたいに中国人なんて!みたいな言い方する人は大嫌いだけど、客としてリュウがぼけっとしてたらイラッとするかも。中国人じゃなくてリュウの問題だけどね。

そば作りのシーンとか、終盤の逃げろってなる描写のあたりはなんだかグッときた。ただ警察の人たち最後悠長に構えすぎだけど。

あいつはあの後どうするんだろうか。まさかの彼女からの電話であの大ヒット映画の名前使ってのアイデンティティ確認演出が来るとは思わなかった。

それにしてもコンプリシティって単に共犯って意味なのね。一応日本映画だから勝手にタイトル替えられたわけでもないのにこんな安易なタイトルなのはどうよ。

藤竜也を見る映画でした。
HNT

HNTの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

まさにタイトル通り
静かに、繊細に、蕎麦屋店主のお父さんと不法滞在者チェン・リャンの交流が描かれる

美しかったシーン
初めてお父さんと呼んだシーン
光の中にチェン・リャンのシルエットを見るシーン
北京で一緒に蕎麦屋をしましょうと言ったシーン
出前に行きなさいと言って白紙のメモを渡すシーン
最後に名前を呼ぶシーン
おばあちゃんが裁縫セット渡してくれるところ

全部宝物みたいで数え切れない
Keisuke

Keisukeの感想・評価

3.0
最後がやばいね。これはあかんて思いました。
視点はよかったです。蕎麦屋関係者の演技はとても好きです。

だからこそ、恋愛要素とかいれて濁してほしくなかったなぁ。
日本に不法滞在して
身分を偽りながら働く中国人青年と
それを匿う蕎麦屋の店主

この二人の関係がとても愛しいし
深い愛情と優しさが身に沁みる
koaki

koakiの感想・評価

4.0
日常生活に外国の人がいても、その人の背景までを考えることがなかった。いろんな境遇の人が、交わりながら地球は回っている。
優しい映画。
美味しいお蕎麦を食べにいきたくなった。
mpc

mpcの感想・評価

3.8
若手人口減少、人手不足の地方の日本の今を舞台にした疑似親子師弟物語

元々聞いてた話と違う現場で低賃金で消耗される中国技能実習生、そんな実習生にブラックなお仕事を斡旋する悪い人たち、故郷の親族から猛反対されながらも日本へ送り出してくれたのに親に嘘をつかなきゃならない現状、、負の連鎖で八方塞がりの中、藤竜也が営む蕎麦屋さんの住み込みのお仕事が手違いで舞い込んで来る、、

蕎麦屋での二人の心の交流が凄く良い‼️

二人の蜜月は長く続かず、最後に藤竜也が下した決断は、、


コンビニで外国人が対応するとものすごく丁寧に何でもこなせて尊敬する!
例えば余程英語に自信がある日本人でも初訪米の数週間でアメリカのセブンイレブンでバイトなんて出来ないよね、、
真面目に働く技能実習生をどうか大切にして欲しい
あだ

あだの感想・評価

4.0
世の中には法を犯さなきゃ生きてけない人がやっぱりいて、その人たちのことをどこまで責めらるのか、自問しながら見ました。
縁や恩の繋がりは、困ったときにたよるべきなのかもしれない。
藤井凛

藤井凛の感想・評価

4.0
技能実習生として中国から来日した青年が、工場から抜け出し別人になりすます。犯罪に加担させられていたが、求人を頼って山形県大石田の蕎麦屋に就職する。
そこには頑固な店主(藤竜也)がいて。。

昨今、技能実習生の失踪が相次ぐ日本。
中国を出る時に借金して旅費を作り、日本では技術を学べて貯金も出来ると期待して働くが相当キツいんだろう。
そんな日頃目にすることの無い人に焦点を当てた秀作。

時折挟み込まれる中国での生活が、親の期待の大きさを物語る。そして大事に育てられたことも。

蕎麦屋の店主は息子と折り合いが悪く、不法滞在を知りながら擬似親子の様な関係になるが、警察に嗅ぎ付けられてしまう。
法律の壁には逆らえない。

決して悪い青年ではないが、日本での過酷な現実が不法滞在を生む。
どれだけの人が逃げ回っているか分からない。
一概に悪だと思えなかった。
海外から働きに来る外国人が増えているのでお互いに理解し合っていこうと思った。

テレサ・テンの歌は日本も中国も共通。
山形県大石田町は蕎麦街道があって盛んな土地らしい。
藤竜也がいる蕎麦屋なら通いたい。
myk

mykの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

さすがにこれは結末知りたかった…

と思いながら一つずつ彼の人生を振り返ってみたりしながら帰る帰り道。
映画っていいな。と思えたりもする…

主役2人のセリフが少ないのに心が伝わるお芝居で感動しました。
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