コンプリシティ/優しい共犯の作品情報・感想・評価・動画配信

『コンプリシティ/優しい共犯』に投稿された感想・評価

Yukenz

Yukenzの感想・評価

3.7
人の運命なんて生まれた時代と場所でかなり左右されてしまうものなんだろう。個人がどんなに頑張ってもどうにもならないことが確かにある。

本作の主人公チェン・リャンは中国の地方に生まれ、貧しい環境から抜け出すために日本に来るが、劣悪な環境に耐えられず思い半ばで職場を離れてしまう。

どの時代にも弱い立場の相手を利用して搾取しようとする輩はいるだろうし、それに甘んじなければならない人たちは歯を食いしばって我慢するか、そうでなければドロップアウトするかしかない。水が高い方から低い方に流れるように、ドロップアウトすればさらに下流に流れるのが自然の摂理というもの。何もしなければ溺れ沈んでしまいかねない。

そこで一念発起して行動に移すにも、背後に誰の加護もない異国の地ではかなりリスクがあり、用心深く立ち回らなければ成功は手にできない。
そういう意味では、チェン・リャンが地方の蕎麦屋に住み込みで職人の弟子入りしたのはなかなか良い選択だったように思う。

とは言え、脛に傷を持つ身としては、忘れた頃に訪れる警察の捜査がどれほどに絶望を与えるものか、想像に難くない。

なかなか社会風刺の効いたテーマだった。
主人公を演じたルゥ・ユウライと蕎麦屋の主人を演じた藤竜也の演技がとても自然で、あたかもドキュメンタリーを見ているような感覚になる。
ご都合主義のハッピーエンドとはならず現実を突きつけられ、外国人受け入れに対する日本のスタンスについて考えさせられる。同じようなテーマの映画が他にもあったように思うのでそちらも見てみたい。
umo

umoの感想・評価

3.5
青年の人物像に焦点を当てている分、
たまに見せる笑顔にグッときた。
藤竜也さんカッコいいし、松本紀保さん優しいし。あたたかくて、よかった。
考えさせられる映画だった。
ラストは、あれがほんとに優しさと言えるのか? 個人的には違和感がある。
けちゃ

けちゃの感想・評価

3.9
在日の厳しさ、ラストはどうなっちゃうんだろう。移民が日本を殺すって、辛辣すぎる考えだよね。もっと勉強しないと、。
武藤

武藤の感想・評価

3.8
ラストシーンはいい
とても良かった
しかし、どうして彼は偽名を使い他人の戸籍を使ったのか
そこが疑問
騙されて連れてこられたということなのか
そば屋のおっさんと中国人の男の

そういうのを感じた
観進めていくほど胸が苦しくなります。
日本に夢を抱いて海を渡って来た外国人の生きづらさを感じました。
teatime

teatimeの感想・評価

3.2
高齢の祖母と病弱の母を本国に残し、技能実習生として来日した1人の中国人男性の苦悩を描いた作品。

以前、テレビ番組で技能実習生の人権問題が特集されていて、その実態の一部を知りました。過酷な労働に加えて低賃金、ひどいパワハラに差別、加えて多数の失踪者。どの問題も、日本人として恥じるものばかりでした。

ただ映画では、技能実習生のそのあたりの問題の描写がほぼなく、主人公が犯罪に手を染め、他人になりすまし、不法滞在者となり、成り行きで蕎麦屋で働くことになるところから話が始まります。そして、過去を振り返る形で、少しずつ日本に来た経緯が明らかになっていきます。

主人公は悪い人間ではないものの、夢や希望がなく、自分の人生に対しての危機感も薄く、周囲に身を任せてしまう傾向があり、それが自分の人生を自分で追い詰めていきます。「自業自得」と一言で片付けてしまうのは簡単ですが、生きにくい環境で希望を持って生きることの難しさは伝わってきます。

こうした映画は、「どう転んでもハッピーエンドにはならないだろう」と思いながら観るため、何より結末(納得感)で評価が分かれます。その点、個人的には「残念」でなりません。ところどころ、映像的にも音楽的にも(テレサ・テンの曲が流れるところとか)印象的なシーンがあっただけに残念です。
3

3の感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

現実味なくてもスーッと抵抗なく楽しく観れてたんだけど最後の最後の「君の名は。」がやりに来てる感強強でちょっと一気に冷めた でも観て良かった
電話鳴る度に心臓が縮む
真性の社不だから新しい所での慣れない仕事のシーンは観ていてとても心のカロリー使う
ミム

ミムの感想・評価

3.9
凄く好みの作品にあたった!
親父さんとリュウ君の仲が深まっていく様子は心温まるし、特に後半の一緒に晩酌するシーンはちょっと泣ける。親父さんの茶目っ気や、リュウ君を頼りにしてる所がよく伝わってきて好き。
中国での貧しい生活や家族からの期待、それを裏切り、身分偽装で不法滞在してる後ろめたさから、常にリュウ君が哀愁漂う表情なのが印象深い。
偽りの身分で手に入れた生活や人間関係には必ず綻びが生まれる。親父さんの最後の親心が切ない。
何も知らずに観たので最初窃盗とかしてたからそういう共犯で悪の道に足を踏み入れる話なのかなと思ったら、そういう共犯ね、確かに優しいと。ただただ良い話だった。503
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