わがい

YARN 人生を彩る糸のわがいのレビュー・感想・評価

YARN 人生を彩る糸(2016年製作の映画)
4.0
「素材と人生の意味を重ね合わせたいと思っている。一緒に仕事をしていた人たちに人生の意味を尋ねてみた。すると彼らは口 を揃えて言ったの。“ 欲することや努力をやめた時 人は人生の意味を失う”と。」「私が表現したいのは それだと思った。だってパフォーマーの毎日はもしかしたら無意味に見えるかもしれない。ロープの上 を歩く練習を繰り返す日々よ。でもそれが人生であり生きることなの。ロープを歩けるようになり、次に進もうとする時新しい意味が生まれる。でも周りを見渡して思うのは、人はつい別のものに目移り するということ。1つのことを続けるのは難しいけれど、その努力にこそ人生の意味がある」

「人生みたいにひと編みひと編みに意味があり、その小さな積み重ねでゴールに近づく。完成までを思えば 編み目ひとつはあまりにも小さい。でもそこで心を落ち着け前に進むことを学ぶ。ただ無心に続けた 先にだけ得られるものがある」

女性が編み物をしても何も言われないのに、男性が編み物をしてると過大評価されてしまう。編み物=女性のもの という偏見があり、ほかのアートよりも下に見られてしまうて言ってた。

とにかく歩きながら生活しながら手をとめず黙々と編み続けている姿はカッコイイな。あと部屋が散らかっていて信頼できた。
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