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YARN 人生を彩る糸のmukuのレビュー・感想・評価

YARN 人生を彩る糸(2016年製作の映画)
3.0
この作品を観た人、観ようとしてる人は、編みものが好きな人かな?

私も編みものが好きです。
手仕事としての編みものが好き。

糸を選んで、編んだらどんな表情になるのか想像して、ただただ数を数えながら黙々と編んで、それが少しずつかたちになって、できあがったお気に入りと一緒にちょっと誇らしい気持ちで出かける。
その一連、全部好き。

編みもののヒントとか、わくわくを求めて観てみたけど、そういう意味ではちょっと違ったかな。登場するアーティストの数も、作品のバリエーションも少なくて、アーティストの情熱や想いのほうがクローズアップされてる感じでした。

私は彼女達のような想いは持ってないし、たぶん持つこともないけど、それでも彼女達と通じるところがあったのは、ちょっとした発見。
結局、編みものが好きな人は、編んでるときのあの瞑想にも近いゾーンに入る感覚が好きなんだなって。笑

私は、博物館に展示されてる手芸の類い(甲冑の装飾縫いとかも)を観るのもものすごくわくわくするので、編みものも、織物だったり、テキスタイルだったり、刺繍みたいに取り上げられるようになって、目にする機会が増えたらいいなって思いました。
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