カランコエの花言葉を聞いて「守る」という意識になる。当然そこに悪意はないのだが、当人が本当に望んでいたのは守るのではなく、受け入れるということ。
本来は特別視自体をやめるべき。染みついたものがあり、そのように心から思えというのは綺麗事なのもわかる。でも大人なら、なにも取り沙汰すことではないというスタンスで振る舞う、それをメッセージに含めるということはできるはず。そうやって次の世代に浸透させていくしかない。
目の覚める作品。感謝したくなります。
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・男子校生のあの感じはリアルでとても気持ち悪い。もうついてしまったLGBTについての偏見をとれないとしたら、応急処置は「でかい声で聞こえるように面白いつもりかもしれないけど、傷つけるだけになってすべってるよ」でしょうか。
・結果的に悲劇を生むきっかけにもなっているかもしれませんが、今田美桜さんの家庭はとてもしっかり親子の会話があって素敵です。
・出演本数があまりなさそうですが、有佐さんとても存在感がありました。どことなく穂志もえかさんを思い浮かべました。