40分とは思えない厚みと深さ。
高校生たちの、LGBTへのぎこちない眼差しや知らないからこその戸惑い、何気ない会話の作りも何もかも、本当に自然と伝わってきて痛い。つくりがすごい。
「LGBTは病気ではありません。異常でもありません。」
確かにそうなんだけど、なんかこの伝え方も違う気がするな。病気とか異常と思われてしまう、みたいな前提がそこにあるからなのかな。
「LGBTの人とどう接すればいいか」というのもおかしな話だよね。何も特別じゃないじゃん、普通でいいじゃん。
以前ゲイの人のツイートで、それまで自分がゲイであることに対して周りの目とか全然気にしてなかったのに、ゲイであることがどういうことか、理解しようみたいな社会の動きを調べれば調べる程苦しくなった、というのを目にしたことがある。
知ってしまったからこそ、問題にされたからこそ、救われる人もいれば苦しめられる人もいるってことを、すごく考えさせられる。