世の中の理不尽さや葛藤を描いたヒューマン映画が好きな方にオススメ！
ある家庭内で突然父親が自殺してしまう。原因は関連会社の不備を指摘したことにより、周囲から不当な圧力を受けたことによるもの。父の無念を晴らす為、息子が立ち上がる。
彼は家族を支えるため職を探す。そんな時、北村という男に仕事を紹介してもらうのだが、それは昼は児童施設の調理担当・夜は犯罪稼業で稼ぐというものであった…
正しいこととは一体なんなのかを問いかけた作品。
身近に潜んでいる社会の理不尽さを浮き彫りにしており、社会人だと特に共感できると思う。
見る角度が違えば正しいことの捉え方がそれぞれ変わるというのが上手く表現されているので、一概に主人公に肩入れできないのにもどかしさを感じた。
お父さんのしたことは確かに間違いじゃないが、残された今の家族を見て本当に正しいことをしたとも思えない。大切なものを守りながら、正していく方法を模索してほしかった。
