このレビューはネタバレを含みます
ムナクソ映画です．こんばんわ三遊亭呼延灼です．
内容もさることながら，邦題の酷さもムナクソ案件です．原題のExecutioners（処刑人）がどうやったらサバイバル・トラップになるのか．邦題の責任者は何食ってもドリアンキャンディの味になる呪いにかかればいいのに．
ベル，ロリ，ケイ，アンジェラの4人の女性がベルの生家を訪れるが，待っていたのは男三人がもたらす地獄絵図でした．レイプに拷問とお決まりのコースですが，これがなかなかにグッときます．「コープスランドの惨劇」といい勝負ができます．耐性乏しい方は停止ボタン押しちゃうレベル．本当に気合入ってます．
30分後．攻守交代で女性達がいよいよ復讐する番．
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アレアレ？なんか物足りないぞ．
縛って銃で脅して，それから先が・・・
熱したフライパンを愚息に押し付けたり，同じく熱した油を腕に浴びせたりしなきゃ．
「そんな事したらそいつらと同じレベルになっちゃう．警察に届けようよ」って正論モンスターと言い争ったりしてる場合じゃございませんよ．御自分のディルドを男の尻穴にねじ込む場合でもございませんよ．男がレイプされる映画，誰がそんなもん観たいんですか！倍返しじゃないですが，復讐はより苛烈に！が基本じゃないでしょ．
そして首謀者登場．でもやっぱし盛り上がらない．ボウガンって何！バカにしてんの？と思わずにいられません．
ここからがネタバレ．実は首謀者のデビットも依頼されただけの人で．真の首謀者は被害者女性の一人ケイでした．ホラー小説のネタづくりの為に自分を含めた女性を酷い目に合わせた・・・いや，何それ！！惨劇がエスカレートして，ケイは自分が死んでたらどうすんの？実際ずっと縄で首絞められていたわけですし．その程度の想像力もないから，編集者からデビュー作はつまらなかったって言われるんですよ．一時間前の胸のトキメキを返してもらいたいものです．まったく・・・
高いスコアはそのときめいた時間に対してだけに与えられたものとお考え下さい．
