枝葉のことのtamtamのレビュー・感想・評価

‪ 「もし生涯に『枝葉のこと』が自分のために撮られたと感じるような時期がないなら、その人は不幸だ」
醜い自己憐憫の為に内奥に閉まっていた思考と感情とが抉り出されて、心が引き裂かれそうだ。もしその一つ一つと向き合い対処することが出来たなら、私にとってかけがえのない映画となるだろう。しかしそれが叶わなければ‬、それらと共に更なる深みへと押し込まれて、もう出てくることはないかもしれない。