けーご

アナーキー:無法集団のけーごのレビュー・感想・評価

アナーキー:無法集団(2017年製作の映画)
3.4
クラレンスは奥手な青年。好意を寄せるバーテンダーのアレックスにアプローチができないでいる。
クラレンスは金には苦労してないらしいが、金でなびきそうもないアレックスの気をひくため、ワルのパトリックを金で雇う。パトリックは、クラレンスに金を要求し誘拐犯を雇い、アレックスを誘拐する。--


パトリックがクラレンスにモテるためのコツを教えるのかなと思いきや、序盤から誘拐してる… ただ、アレックス強いw 誘拐犯の指を折ったり、急所を蹴ったりでパワフルすぎる。
ある種のやらせ誘拐のはずがアレックスの強さと行動力で事態は思わぬ方向に。そこからはクラレンス、アレックス、パトリック、誘拐団の思惑が交差して緊張感があった。アレックスとパトリックの意外な関係やクラレンスの正体、目的など驚くところがいくつかあって、そのは楽しめた。

それにしてもアレックス強いなぁ。誘拐犯をハサミで刺したり、親近感を持たせて出し抜いたり。クスリでラリったり、まともに無線を使えなかったりする誘拐犯たちがマヌケっていうのもあるけど(笑)

場面場面で過去の人物の言葉を言っているけど、そのシーンに合ってる言葉だし、クラレンスが知的に思える。

仮面のせいでハラハラするパニック映画かと思ったけど、シュールに笑えたりしてパニック感は少なかった。誘拐犯たちも動揺しまくりだったからね。
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