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スパイダーマン:ファー・フロム・ホームのESRのレビュー・感想・評価

4.2
冒頭、校内放送のチープな映像とベタなBGMでEG後の世界を説明してしまうゆるさが良い。
ヒーローとしての自分も、学生として日常を送る自分も同等に大事にしたいというピーターの葛藤を、欧州中を舞台にすることでスケールを維持しつつ展開する。

IW/EGでは膨大なヒーローたちにバランスよく見所を作るために、世界を生きる人々を描くまでには至らなかったが、それ(=人々)を利用するヴィランの登場は必然ともいえるし、キャラクターとしても面白い存在だった。

時折80年代っぽさも感じさせる青春モノとしても、ヒーロー映画としても楽しめる、フェーズ3を締めくくるに相応しい作品。
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