このレビューはネタバレを含みます
U-NEXTにて鑑賞。
ネットで注目を集めようと、殺人鬼と化して行く女子高生達。
自分たちにとって存在が不利益となる相手を凄惨な手口でバサバサと殺害して行く過程と、名声等は要らないと平然と虚言を漏らし、正義を振りかざしてデモやインタビューに答える姿は、正直人の死をエンターテインメント化している様で虫唾が走るような展開。その一方で、どこか犯行が不慣れであったり、自分に好意を寄せる男の言葉に心が揺らいでしまったりと真の殺人鬼になり切れていない部分も多く、女子高生らしさがきちんと残っているので若干の安堵感。
絵面の割に、かなりショッキングなシーンが多いので苦手な方は要注意な作品ではあるけれど、殺人鬼が女子高生故にそれ程ホラー感も感じられない。よって、スラッシャー映画デビューの方には持って来いの作品かと思います。シナリオも秀逸。
女子の友情は脆いと思われがちだけれど、真の友情はそう簡単には崩れないのよ。たとえそこに男が絡んでもね。と、とんでもない手法で硬い友情を描いたホラーコメディ映画です。