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追龍のpenのネタバレレビュー・内容・結末

追龍(2017年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

暴力シーンも軽快な場面転換で編集されていて、結構新鮮に感じる。でもドニー・イェンとアンディ・ラウのやり取りはじっくり見せてくれるところが、この映画の何が大事か分かっていて好感。
ドニー・イェンは前半1時間は動のアクション、後半は静の演技を中心に見せていて、手足を激しく動かさない状態になっても終盤で銃撃戦を見せてくれていて良かった。アンディ・ラウの紳士的に極悪な演技はやっぱり目を惹く。この人を観るのは『名探偵ゴッド・アイ』以来かも。端正な振る舞いがよく似合う。

英国統治下の香港で生きる主人公のアイデンティティを表す場所として、九龍城砦が設定されているのもポイント高い。ここがアクションや物語の中心になっている。足を負傷するのか砦の1階で、全ての決着は屋上でつく。人間関係の変化もここで起きていて、九龍城砦と主人公の人生が重なる。
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