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ジョン・ウィック:パラベラムのKentaのレビュー・感想・評価

3.4
キアヌ・リーヴス主演の人気アクション映画シリーズ3作目。
全てを失い、覚悟を決めて復讐をしてしまったがために破ってしまった裏社会の掟。それを破ったことで全殺し屋の標的になってしまう。
シリーズお馴染みのガンフーアクションが相変わらず輝く一作。ガンアクションに限らず、多彩なアクションで魅せる。

コンチネンタルホテルで掟を破り、人を殺してしまった殺し屋ジョン・ウィック。掟を破ってしまったために、1400万ドルの賞金首となってしまう。そのため、全ての殺し屋からのターゲットに…。粛清が始まるまでの猶予はたったの1時間。
この1時間の間に、十字架のネックレスや金貨、誓印を手に入れ、必要な武器も収集するが、粛清開始まで残り時間があるにも関わらず、早くも殺し屋に狙われ始めてしまう。そのまま、準備も整わないまま、粛清開始の午後6時を迎えてしまう…。

見入ってしまうほどの魅力的で多彩なアクションの数々。そして、ジョンのみならず、新キャラのソフィアのアクションも輝いていた。犬を扱って戦う姿も斬新でクール。
シリーズ恒例のガンフーアクションのみならず、乗馬とオートバイのアクション、刀を使った斬アクション。前作に比べて、アクションのクオリティは高まっていた。

ただ、アクションには惹かれたものの、ストーリーはあまり響かなかったのが本音。新キャラも出てくるし、一応シリーズは押さえてきてるものの、誰が誰だかこんがらがってしまうこともしばしば…。スピード感のあるストーリーだからしょうがないのかも。

あと、度々ネタ要素なのかわからないけど、アクションでふざけてるようなシーンが見受けられた気がする…。正統派アクションで貫いていてほしかったものだけれど、コメディっぽさが滲み出てるのが否めない。真剣に観てるのにそこでそういうことする!?って感じ(笑)

でも、決して今作悪いものではなかった。ちょっと気がかりなところがあったくらい。ラストの終わり方は割と好きで、続編に興味を持たせるものだった。でも、ズルズルとシリーズ先延ばしにするのだけはやめてほしいかな…。
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