一人鑑賞
【黒澤明をも唸らせた作品】
眠れない夜は邦画に限る
たまに夜中…大林宣彦を無性に観たくなる。
今回は尾道三部作(…と言うよりは尾美としのり三部作)
この作品は若かりし頃、
一度は観たが、
今観るとまた違った印象を持つ。
もちろんお馴染みの大林監督の独特の作風もあるが、
昔はあの前半のコテコテドタバタコメディ部分が、やたらと鼻に付き、
肝心の後半部分まで尾を引いて
軽い感じで観てたが、
今は全く気にはならず、
むしろ最後の30分の余興のようでもある。
また当時よくあった一アイドル主演映画を、
あの黒澤明監督をも唸らせる作品にまで
おし上げれたのは、
やっぱり大林宣彦の手腕である。
尾道の景色はやっぱ綺麗で
主演の富田靖子も上手かった。
俺 75点 一言 大林宣彦はノスタルジィがよく似合う。
先述したやり過ぎなコメディ部分やエンディング曲は
大林宣彦を初めて観たら
まぁ賛否両論あるとは思いますが…
全てひっくるめて…これが大林宣彦監督だと思う。