さびしんぼうの作品情報・感想・評価

「さびしんぼう」に投稿された感想・評価

原作よりも年令を引き上げて恋愛要素を入れた青春映画。ショパンの別れの曲と尾道の風景が切なくて美しい。この映画がきっかけで別れの曲と尾道が好きになったくらい。父親と主人公が一緒に風呂入っているときの会話が良かった。
ユーモアセンスがいいよね、ジェフ・リン監督は。DVDについていた監督のコメントを聞くと、序盤のハウス的な演出や、ストーリーと無関係な下ネタギャグなどの傾きかけているバランスを、すべて理解したうえで編集していたことがわかるけれど、これを「青春映画」サイドに立って製作するのはよほど勇気がいたはず。「コメディ映画」サイドからならば普遍的な手法なのだと思われますが。こちらもウルウルと来ているシーンで藤田弓子「あんたそんなにピアノの練習が嫌いなの?」は泣き笑いできる名シーン。

このレビューはネタバレを含みます

これまた素敵な作品だなぁ…
尾道三部作はどれも心地いい郷愁を覚えるけど、それは尾道マジックだってことが作中でも言われてた。

理科室にてガスバーナーの火ですき焼きを作りピンセットで食べてるのが面白い笑

将来子供ができたらこのひろきみたいな子になってほしいなあと思ったり。
厳格な両親との相克に悩まされている男子高校生が、女子校の生徒に片想いするうち、得体が知れない謎の少女(富田靖子)を幻視してしまう。児童書「なんだかへんて子」(山中恒・著)を基礎にしながら、大林監督の自伝的要素を付加させている作品。尾道3部作の最終作。

【ここからは私が16歳の時分の話】
私が自室で微睡んでいると、ビリッ!ビリッ!という異様な音が真横から聞こえてくる。ふとそちらに目をやると、オカッパの女の子(アイコンの人形のような子)が、私の中学の卒業アルバムを破っている。私は「いいぞ、もっとやれ!」と心のなかで鼓舞すると、その子はスーッと消え去った。私の中学の卒業アルバムは、実際に数ページが破損したままになっている。

本作では「思春期の恋愛感情から生じる寂しい気持ち」が根本となっているため、定義付けが異なっているが、私にとっての「さびしんぼう」は、まさにオカッパの女の子に他ならない。

思春期特有の虚無感と寂寥感を人生の通過儀礼のように描くという、大林宣彦の普遍性を学び取ることができる作品。これから大林監督作品を追っていこうとする人はマスト。
どこか懐かしくほろ苦い恋愛映画
主人公たちの学生らしいやりとりがとても面白いです。
言葉の使い方がとても素敵な作品なので注目です
ardant

ardantの感想・評価

4.5
こんなに懐かしく 、こんなにほろ苦く、こんなに心ときめく作品だとはしらなかった。
小道具をこんなに上手に、こんなに素敵に使って、物語を脹らませる大林宣彦監督に脱帽。

別れのシーンが好きだ。
富田靖子がつぶやく。
「あなたに、好きになっていただいたのはこちらの顔でしょう。どうか、こっちの顔だけ見ていて。反対側はみないでください。」
そして、漆黒の尾道の海に画面は切り替わる。

この作品を、私の大事な大事な映画のリストに付け加えることにした。
kyota

kyotaの感想・評価

2.5
大林宣彦のセンスが私には理解できないことがはっきりした一作でした。前半〜中盤の冗長な展開と、下世話なギャクがつらい…。
『転校生』『時をかける少女』に続く尾道三部作、最後の刺客『さびしんぼう』。
ショパン『別れの曲』がモチーフになっていることもあり、劇中に流れる音楽はどれも素晴らしいものがありました。
また、尾美としのりさんの演技は面白く、それでいて親しみやすかったです。
観終わってから、僕も愛しの「さびしんぼう」に気持ちを伝えようと思いました。
otom

otomの感想・評価

4.5
何回観ても心がキューっとなるのは富田靖子の可愛さからか、はたまた訪れた事がなくても何故か懐かしさを感じる尾道の風景のせいなのか。まるで漫画なお話な訳だが、ストーリーもセピアがかった画も別れの曲も全てが美しい。しょーもないコメディ要素と号泣を誘発する緩急のつけ具合は流石。 富田靖子の歌うとんでもアレンジの別れの曲も別に嫌いではない。傑作。
shalanla

shalanlaの感想・評価

3.0
とにかく富田靖子さんが天使みたい。
可愛い!
富田靖子さん目当てで何度も繰り返し観た作品。

幼い頃に観たはずなのに
未だにお墓のシーンが忘れられずに居ます。

おい、さびしんぼう。
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