タカナリ

ラストマン・スタンディングのタカナリのレビュー・感想・評価

3.5
黒澤明監督「用心棒」のリメイク作品。

ある小さな町を訪れたガンマンのジョン・スミス。その町を牛耳る二つのギャングを騙し、抗争に発展させ、金をせしめようと画策します。

元になった「用心棒」は見たことないんですが、解説を見る限りでは、話の流れやキャラクターの行動なんかほぼほぼ一緒みたいです。結構共通点があったんで驚きました。

ジョンは状況を見ながら二つのギャングを天秤にかけ、条件が良い方につくわけなんですが、“金を奪って逃げるのか”“ギャングを壊滅させるのか”が、終盤まで予測出来ませんでしたね。そこでワクワク出来ました。
あと、一人で多人数を相手にした時に見られる圧倒的強さ。爽快感は良かったです。

敵の銃撃、撃った弾の数に対して、ジョンが無傷なのは少し気になりましたね。弾を避けるという動きがあまり無かったからだと思います。
敵を倒すにしても弾数が割と多め。ジョンが強いなら、あんな撃たなくても敵は倒せるはず。
そのあたりに少し違和感を感じました。