影山影司

ターミネーター ニュー・フェイトの影山影司のレビュー・感想・評価

2.5
脚本酷すぎ映画賞。

本家を幼少期見たくらいで思いれほぼ無しだったせいか、前半のダルさが半端ない。ジョンが死んだ世界線、という設定で始めたいのは分かるが、それにしても始まりが説明的過ぎる。タイムワープ描写やT-1000の液体金属描写は同じことを繰り返してばかりで、セルフパロディやればファンは喜ぶんでしょ、という空気をひしひしと感じた。

ターミネーターのお約束は分からないが、「絶望的な追手」「徐々に増える仲間」という2つの要素を使いながらも、戦力が増強されて追い詰めている感や逆に何をやっても有効ではない手詰まりで追い詰められている感も全く無かったので、バトル物としてまったく楽しめなかった。


特に寒いなァ~と思ったのは戦力的にほぼ役立たずのヒロインが犠牲を厭わない周囲を叱咤したり「私は逃げない!」と啖呵を切るシーン。やっぱハリウッドサンはこういうシーン入れないとポリコレ的にやってけないんだなとガッカリした。
男性主人公で人気の作品を女性主人公にするのは構わないが、それならそれでアーノルド・シュワルツェネッガーよりも強そうな女を持ってこいと言いたい。


戦闘シーンは追跡&逃亡が多過ぎてダレたけど、最初のハンマーでぶん殴ったり収容所のおしくらまんじゅうバトルみたいな物理をガッツリ見せるところは良かった。
影山影司

影山影司