Keiko

ロッキー・ホラー・ショー タイムワープ・アゲインのKeikoのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ハイスクール・ミュージカルみたいな、ディズニーチャンネルオリジナルムービーの雰囲気があるなぁと思っていたら、監督があのケニー・オルテガだったんだ。
その経歴と、『ホーカスポーカス』(1993)みたいな作品も手掛けていることから選ばれたんだろうけど、ロッキーホラーショーのリメイクに適任だったとは思えない。

全体的にライトな演出だから、本家よりも圧倒的にとっつきやすいんだけど、だからこそ“よくある安いハロウィン映画”に成り下がっているというか。
衣装やダンスがスタイリッシュになりすぎっていうのも問題。もっとダサい方がいい。

フランクン・フルター博士を演じるのは、本物のトランスジェンダー女優であるラバーン・コックス。
この配役には大きな意味があると思うんだけど、彼女はあまりにも女性的すぎて、言われなければ生まれながらの女性に見えてしまう。それはフランクン・フルターとしてはどうなのかな……というのが個人的意見。

ただ、本家よりもよかったのが、映画館の観客と一緒に作品を見ているという設定だ。応援上映で見ている気分になって、これが噂のパーティー形式上映か!と感心した。(本家の)ロッキーホラーショーという作品がなぜここまでウケたのかよくわかる。たのしい!
Keiko

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