谷崎潤一郎作品を題材にしたTANIZAKI TRIBUTEの3本目。ひとつ前の「富美子の足」が傑作だったので期待して観るも、まあ普通、かな。
下宿人としてやって来た佐伯は、幻覚持ちでアルコール依存症かつコミュ症というキャラ設定。原作通りなんだろうけど、現代を舞台にそのまま映像化したのはちょっと無理があるような。
大家の娘・照子(大野いと)は、高校生にしては色気がありすぎ。まあそれが良いんだけど。
それより謎なのは、遠藤新菜演ずるヘッドホン同級生。あんなに佐伯に付きまとうのは何故?
鈴木が狂ってるのは良いとして、それぞれの登場人物のキャラ設定や言動に根拠というか説得力が無いから、ちょっと白けてしまう。あそこまでティッシュにこだわる理由も分からないしw