nomak9

もったいないキッチンのnomak9のネタバレレビュー・内容・結末

もったいないキッチン(2020年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

NHKあさイチと井出留美さんが紹介していたので鑑賞。

非常に不快な気分だった。
このような気分にさせられたのは福島県のセクションあたり
フードロスをテーマにしているのに震災・放射線量に絡めた紹介。
わざわざ帰還困難区域付近で空間線量を測り危険な場所だと印象付け。ただしどのくらいの空間線量だったかは数値で説明なく、抽象的な事のみ。

いわき市で取れたネギを東京にある検査センターに持ち込み、検査した結果、放射線量も検出されなくまた検査センター担当者の方が福島の農作物より海外輸入品の方が放射線量高いと説明があっても、食するかどうかは個人の判断に任せたいとのあった。個人に任せたいじゃなく、安全が証明されたので食べても問題ないとはっきり言って欲しかった。

もうこういう負の場所みたいな描写にうんざりです。
どれだけの大変な思いで現地関係者方が生産されているか報道等があるのに未だレッテル貼り説明されると、鑑賞する気が失せます。
自分たちが描きたい「フードロス」以外の考証おざなりなっても構わない姿勢には共感できません。

また他のレビューワーにもありますがテーマの描き方が上辺だけ、薄ぺっらいです。日本の食品廃棄量説明があるがでは他の国と比べてどうなのか?また映画に出演される方々が、活動家や食材研究家が多く、食品廃棄量が多い企業側の出演がコンビニだけとはバランスが悪く感じました。もう少し掘り下げ方があるのにと。

劇中に出てくる「ゼロ・ウェイスト」という言葉。
個人的には「ゼロリスク」と重なる。そもそもゼロにならないのに。

うーんこの映画どの方位に向けて発信したかったのかな?
わざわざ映画館で流す物ではないと思います。
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