ゆう

殴られる彼奴(あいつ)のゆうのレビュー・感想・評価

殴られる彼奴(あいつ)(1924年製作の映画)
4.9
傑作だった。
フェリーニが目指していて到達しかけたものってこれなのかな


ロンチェイニーの喜劇も悲劇と世間とのズレ、殴られて笑われるその差異はやはり泣かずにはいれない

殴るための表徴的な手の機能に留まらず、研究文書を盗取ための手や愛するための手など欲望掴み取る手として物語を補完している。

シェストレームはハリウッドに招かれて
ライオンマークのMGMでライオンを使った。

MGMのトレードマークのライオンが吠える商標撮影が確か1923年前後に行われていたはず

本作のMGMのライオンは吠えてなかったが当然、本編は激おこでした。
ゆう

ゆう