このレビューはネタバレを含みます
三部作最後にふさわしい、いい締め方をしてくれたと思いました。
情状酌量の余地はないけど、ただ才能を認めて欲しかっただけの黎斗にはほんの少し同情します。
だけどそれが本人の口から語られない、全ては想像するのみなのがニクイと思いました。
最後黎斗は神でもないただの人間として死んでいき、貴利矢も永夢に支えられながら消えるかどうか分からないまま雨音が大きくなってエンドロールに突入する流れが綺麗。
ただ、この三部作の一連のストーリーの大事な部分がこの三部目に集約されすぎてて、これ90分くらいの1本の尺にまとめればもっと見やすかったのになぁと思います。飛彩と大我もポッピーとパラドも、ストーリーの前と後で状況・心境共に大きな変化が特に無いので尚更単独でフィーチャーされた意味が無いような。。
また、気になった点は今回のゾンビゲームで復活したお父さんや牧は人間として帰ってきているのかが気になります。
黎斗も本当の神では無いので、バグスターとしての復活だと思われますが、そうなると素直に喜べない。。
そもそも小姫ちゃんだって1部で消滅しましたが、データごと抹消されて復活すらままならないのか、それともデータはあって復活の可能性はあるのか(あったらあったで1部の話は全て無駄という事になりますが)そこの所の説明がちょっと欲しかった。
本編で大事にされた部分がなんかおざなりだなぁと感じる、Vシネによくあるご都合主義というか残念な所でした。
追記
二回目鑑賞でバグスターとして復活って説明ありましたね。
バグスターとして復活しても、貴利矢の例のように人間に蘇生できる可能性がありますよって事だったんですね。