『TOKYOコントロール 東京航空交通管制部』や『TOKYOエアポート〜東京空港管制保安部〜』を観る前に観て欲しいです。

　今回の内容は、福岡空港の管制塔やターミナルレーダー室、福岡航空交通管制部(福岡ACC)、箱根レーダー、航空交通管理センター(ATMC)が舞台で、そこで働く方のドキュメンタリーです。

　箱根レーダー(1965年)や航空交通管理センター(ATMC 2005年)のパートは、管制官がいかに優秀かというだけでなく、航空に関する技術の歴史も知る事が出来て面白かったです。
　航空交通管理センター(ATMC)パートでは、航空自衛隊や気象庁も紹介しています。

【名言】
一つ間違うと、やはり何百人、時には何千人の方が命を落としてるという大変な仕事ですので、席に着いている間、一時も気が抜けない

私達の扱っている航空機は鉄の塊ではなくて、何百人という大切な命をお預かりしているという

(前略)機械ですから、機械が止まったり、レーダーが止まった、電気が来なくなった、その時にもいつでも対応出来るように3分先4分先の事を考えながら、その時に一番良い指示を出している

機械面・システム面での今後の発展というのも更に期待出来ますが、やはり最終的に乗客の方々の命を守れるのは人間である航空管制官だと思っております

技術が進歩しても、そこに人間が関わるという事は必ず残っていく物だと思っておりますから、そういう技術の進歩と、人間の関わり合い、そこに調和を取ってやっていく事が非常に大事だと思いますね

管制官やパイロットに対して『プロなんだからミスをするな』と言われますけれども、おそらく責められると萎縮してしまって臨機応変な対応が出来なくなって効率が悪くなってまいります。そうすると混雑が増したり事故の可能性が増えたりします。世界的には『人間はミスをするんだ』という事を前提にシステムを構築しようという考えが当たり前です。人間のエラーを責めるよりは、人間をバックアップするシステム構築する事が大切ではないかと思います。

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FLY!×3シリーズで最も面白い。でも、たぶん航空管制ってその複雑さをどう上手く図示するかによって面白さが変わるだろうし、もっとやりようはあったはず。フジテレビ系だし、まぁこんなもんかな。