梅小路梅子

マーシャ・P・ジョンソンの生と死の梅小路梅子のレビュー・感想・評価

4.5
ルポールのDrag Raceから、Paris is Burningに続いて観ました

愛と生命力に溢れた強い人間が、なぜマイノリティーそして弱者という立場にならなければいけないのだろうか。しかしこういう事は長い歴史の中に於いても現在も至る所で起こっていて、違う形で同様のストーリーは幾度と直面する。その度にやるせない真実と世の中のしくみに哀しくなる

弱い者が声を上げ、権利と自由を得るために、世の中の圧力や差別と戦ってきた70年代へと時代が移りゆく当時、ドラァッグクィーンたちはLGBTQコミュニティーからも差別を受けていたという事実を知って本当にショックだった、、人間よ…
最近の世情や世界中の出来事から様々な思いがあったけども、この映画を知ったからには、人種や性・容姿などその人たちの生まれ持ったものへ偏見を持つ事はしないと誓いたい

内容に反発した意見も多かった映画 Stonewall の方は観ていないけども、それに対するこの映画という意味づけもあると思う
ドキュメンタリーとしてとても良かった