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恋とボルバキアのNのレビュー・感想・評価

恋とボルバキア(2017年製作の映画)
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LGBTQというワードも自然とTVで見かけることも多くなった最近、そういう風潮を良いものとして捉えてたけれど、この映画を見ると、多様性を謳ってはいても人を枠組みに分類しようとする習慣は変わってないのではと気付いた。本当の理解って、分類することじゃなくてありのままを受け入れることなのでは…

強い意志と、自然にありのままに生きていこうとしてる姿がとても魅力的。自分は性に関する悩みはないけど生き方に関する悩みはそれなりにあるので、行動力のある方たちばかりで羨ましく思えた。生き辛さに打ちひしがれるような現実的な部分を強調しない点が、安易に「大変そう」で片付けてなくって良かった。

パンフや小野監督の話を聞いて、ドキュメンタリーという、現実を作品として完成させる困難さや不安定さがすごく伝わった。見れて良かったです。
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