あかね

オンリー・ザ・ブレイブのあかねのレビュー・感想・評価

4.2
実話の物語。ラストが衝撃的すぎる。
2時間半もうけてたっぷりと
丁寧に描いてくれたこの作品。
実話実写の中でもかなりの私は、良作でした。
何よりも色んな思いが報われる。
あと、本当に知るべきことが知れた。


2013年に起きた事件の実話。
市初の第一線で活躍する森林消防部隊。

日本のしかも東京に住む私は、
森林消防隊の存在にびっくり。
山火事とは無縁で景色をみればきれい〜
となるそれがまぁ普通のことですが
この部隊にとってはそれが景色ではなく
火事が起きれば変わるものに
2時間半たっぷりと教わりました。

森林火事の現場って本当すごくて
逆に火をつけて燃やすんですよね。
地味にみえてかなりの体力と過酷な
現場なのに彼らは泣きごと一ついう
人は一人もいなくこんなスリリングな
現場はないぜ!といってのける。
平均24.5歳の部隊はほとんどが
既婚者でなかなか家族には会えない生活。

それでも待っていてくれた人がいるから
みんなやってのけていた気もします。

あの火の波の中、それぞれのことを
考えると号泣してしまいました。

※ネタバレありですここから

あんなに素敵な部隊はないと思います。
チームワーク、仕事の的確さ
指揮官との圧倒的信頼の繋がり。

最後の炎の中きっと家族のことを
思いながら生き地獄に耐えながら
次の日の家族に会うんだ、帰るんだ
だけをあの中で思っていたと思うと
映画をみて一晩経っても忘れられません。
たくさんの人を救ってそんなことって
あるの?って思いますが彼らはきっと
そうは思っては欲しくないんだろうなぁと
思いました。

よく彼らは人々の心に今も輝き続けるって
言葉ありますが
あの言葉がぴったりなのがまさに
彼らだと思いました。
あかね

あかね