パッパラと音楽隊を引き連れながら阿呆のように銃をぶっ放しながら家に帰る主人公達。そこだけで一筋縄な作品じゃないことがわかる。
戦火を逃れるために、大切な人達を地下に避難させて武器を作らせていただけだった。でも戦争が終わってもそれを内緒にして武器を作らせ続ける異常さ。
どんどんそれにハマっていく。この作品の結末はどうなるんだ?
地上と地下で歳をとっていくキャラクター達の差に怖さを感じてくる。地下で開かれた相方の息子の結婚式ほどカオスな空間はなかった。
戦時中ということで正直モラルというのは感じられない。金と名声が大切。家族も利用する。復讐に銃をぶっぱなす。女性の扱い方も物のよう。ストーリーは3時間もあるのにけたたましく激しい。正直最初はキャラクターごとの関係性を掴むのも難しかった。しかし癖になるとはこのことだな。