すー

映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~のすーのレビュー・感想・評価

3.0
別に飯テロになるような神作画だったわけではないのに、鑑賞後無性に包子が食べたくなってしまったので、ある意味では閲覧注意の作品かも…(笑)

劇場版の初期作品をリアルタイムで観ていた身としては、劇場版クレヨンしんちゃん=感動路線という風潮にずっと違和感があったので、感動ものを期待して観た人は物足りないだろうけど、テレビシリーズのようなバカバカしさを求めている層はそれなりに楽しめるんじゃないのかなと思いました。

ぷにぷに拳を一番初めに習い始めた自分を置いて、かすかべ防衛隊の他の4人はどんどん技を習得していく様子を見て落ち込むマサオくんの姿は見ていて本当に辛かった…。似たような経験がある人には分かる辛さだと思います。

物語後半、秘薬の効果とはいえランちゃんがダークサイド側に落ちてしまう展開はなんとなく現代社会にリンクするような。いきすぎた正義は時に悪になってしまうんだなぁ…。これまでの劇場版には無かったような物語の展開だったと思います。

毎年いらないなと思ってしまうゲスト芸人枠、劇場公開中ではなく後々テレビ放送や各動画配信サイトで観るとその年に流行った芸人を思い出せて、なんとなく懐かしい気分になるのでこれからもあってもいいのかもしれない(笑)
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