Margaret

ういらぶ。のMargaretのレビュー・感想・評価

ういらぶ。(2018年製作の映画)
4.0
なんか気楽に見れる映画が見たいなぁっと思って見ました。感想として、さすが佐藤監督だなぁっと思いました。
少女漫画と青春ドラマの間を絶妙なバランスを取っている作品だと私は思います。アニメによく出るアイキャッチで場面の転換や時間の経過を作って、すごく新鮮感がありました(今回の設定は少女漫画だと認識しないと、受け入れずらものだと思います)。さらに章でストーリーを区切り、演劇風に表現することで、ストーリーの発展をわかりやすくしていると感じました。サブタイトルを出すことで、「また同じパターンだ」というガッカリ感を「その展開待ってました」というワクワク感に変えていると感じます。それはこのストーリーの主人公たちが拗らせすぎるのが原因かもしれませんが。
そして、恋愛漫画やドラマによくある脇役の物語をもう一つの物語としてに描写せず、ピンポイントに出すことで、メリハリのついたストーリーが出来たと思いました。脇役の物語を捨てることなく、主役二人と主に成長している感じは、恋愛モノより青春物語だと感じさせられました。原作読んでないため、一つ一つの展開が面白かったです。主人公の性格が特殊すぎるため、胸キュンはあんまり感じなかったけど、二人の成長に喜びを感じました。

役者さんの演技もすごくナチュラルで、よかったと思いました。(ティナちゃんが好きなので、もう少し頑張って経験を積んで欲しいです❤️)

この映画は私が今まで見てきた恋愛モノの実写化の中で一番良かった作品です。スコア5にしたかったけど、題材が恋愛モノなのでほかの漫画実写作品と比べると、コンセプト的に弱いので4にしました。
Margaret

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