驚かされて笑って
ほんの少しのあったかい涙がホロりする
「映画」のいいところが盛りだくさんな映画。
小学校の頃に流行ったあるジョークを思い出させる。
↓
タケシは学校で作文の宿題を出された。
しかし、何を書けばいいのか解らないので家族に相談してみることにした。
母親に相談すると「後にして！」と言うのでタケシは「後にして！」と書いた。
次に、父親に相談した。「いちいちうるさいな」と言われたので 「いちいちうるさいな」と書いた。
その後、弟に相談すると、アンパンマンのビデオを見ながら「アンパンマーン」と言ったので「アンパンマーン」と書いた。
その後、兄に相談してみた。兄は電話中で、友達に「バイクで行くぜ」と言っていた。
――次の日
先生 「タケシくん、作文を読みなさい」
タケシ「後にして！」
先生 「いいから早く読みなさい」
タケシ「いちいちうるさいな」
先生 「……あなた、一体何様のつもりなの？」
タケシ「アンパンマーン」
先生 「もういいです。後で職員室に来なさい」
タケシ「バイクで行くぜ」
↓
上で挙げた程簡単なものではないが
色々な伏線を張り巡らせつつ
本腰の伏線回収は見事なものであり
こんなにも綺麗にまとめあげられるのは
素晴らしいこと他ならない。
どんな物事にも必ずバックボーンや背景というものがあり
ソレにはただならぬ人の汗と努力があるものなのだ。泥臭くスポーツの様に映画を愛する者たちが映画を愛し闘っていく映画。
映画を好きでいて本当によかったと思わせてくれます。
