中島晋作

愛の病の中島晋作のレビュー・感想・評価

愛の病(2017年製作の映画)
2.3
この映画で面白いのは、舞台が和歌山だという一言に尽きる。逆に言えばそれ以外は…
地方都市が舞台の映画では、孤独、性、暴力がその主題となることが多く見受けられ、そのことが地方都市のネガティヴなステレオタイプを造った側面があるが、この映画もまた、そんなステレオタイプを強化する以上の意味をもたなかったようである。それどころか、物語は単純なフッタフラレタ話に終始しているのが悲しい。
唯一の映画的な瞬間といえば、劇中2回出てくる、蚊を潰すシーンだけか。女が変化する契機となる場面なのだが、肝心のお話がですねえ…
中島晋作

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