よく聞く興味本意でドラッグに手を染めたわけではなく トランプ前大統領も問題視した「オピオイドによる鎮痛剤依存から派生した薬物依存」をテーマにしているところが大変 興味深い映画だった。
鎮痛剤が薬物依存の起因になったことが認知症になりかけの元ホームドクターに吐いた捨て台詞からも分かりやすく推察できる。
母親の依存性を抱える息子への深い愛情。
依存性患者を抱える家族の大変さ。
特に国民皆保険ではないアメリカにおいては避けられない医療費の問題。
最後は手に汗握る展開からの出来過ぎた結末。
それすら誰かの救いになるように思えた作り方をした珍しいタイプの映画でした。