のりこ

ドント・ウォーリーののりこのレビュー・感想・評価

ドント・ウォーリー(2018年製作の映画)
4.1
挫折、再起、そして許し。日本人の感覚には余り馴染まないどちらかと言えばキリスト教的な考えだけど、本作のテーマはまぎれもなく、「人、そして自分自身を許すこと」。

アルコール依存症の上、交通事故で半身麻痺になってしまった主人公。彼の周囲に立つ友人、恋人の温かい思いが人生は簡単に諦めてはいけないと奮い立たせてくれる。特に何度も同じ言葉で諭してくれる友人は、自分の軸がぶれそうになるときの確かな支えになる。周囲の優しさを素直に受け入れるのは本当に大切なんだと気付かされます。

プライベートでもパートナーであるホアキンフェニックスとルーニーマーラ。他の作品では強烈め(!)な二人が、本作では微笑ましい柔らかな雰囲気に包まれていて、気持ちが和みます☺️✨

この二人のお子様のお名前、若くして亡くなったお兄さんのリヴァーフェニックスから取ってリヴァーというのか😢本監督の「マイ・プライベート・アイダホ」では、とにかくリヴァーが美しくて輝いていたなぁ。そんなこともなんとなく思い出してしまう。

作品とは直接関係ないことをつらつら書いてしまいました。とにかくおすすめです。

2021 #242
のりこ

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