敷居の高い芸術的映画だと思ったら全然違った
目標が見つからない女子大生が茶道を始めてから日々是好日を理解する迄の話
主人公が女子大生でありその子のナレーションも入るため、お茶の知識なんて1ミリもなくても楽な気持ちで鑑賞できるし、感情移入もしやすかったです
今迄何事もなく過ぎていた当たり前の日常も、昨日迄酷く嘆いた悲しい出来事も、お茶に触れることで時がゆっくりと流れて自分を見つめ直すことができる
形式的な茶道をやる意味とは、、なんとなく分かった気がしました
あと、樹木希林さんがやはり素晴らしい
登場からは10分で偉大なお茶の先生にしか見えなくなった
樹木希林の方から自然と役に合ってくるのか、役の方から樹木希林に合ってくるのか、もうどちらとも分からぬ恍惚とした美しさを感じた
