監督は俳優で『デッドガール』などの脚本を手掛けてきたトレント・ハーガ。彼を調べたら『悪魔の毒々モンスター 新世紀絶叫バトル』の脚本もしてるじゃないかっ‼‼ トロマ出身かぁっ♡ 期待大♡
うだつの上がらない貧乏配管工チップは、ビッチで魅力的な娼婦の彼女ライザと同棲中。ある日、ライザから持ちかけられた計画。彼女の客である“デブ”が大金6万8000ドルを金庫にしまってあるのを知ったライザは、彼女の仮釈放中の兄から借りた銃を使い、デブの家を襲おうぜ‼というものだった。彼女を愛するが故、お金がない故、不甲斐ない自分の現状もある故に、渋々同行するチップだったが……
ライザはいきなりデブとその妻を惨殺‼ 不運にもその場に居合わせたセクシーな使用人ヴァイオレットを誘拐し、兄ドゥエインに売りつけようとする。たじろぐチップの選んだ道は……という導入部分。
あーーー、いいね、いいね‼ いきなりのライザ(アナリン・マッコード)の鬼畜ビッチっぷり。 最高だねっ‼‼ 初っ端からやばめだったけど、どんどん狂気的になっていくねーーー♡ 完全に頭おかしいね〜♡
兄ドゥエインはもっとヤバい笑 引きこもりデブサイコとか『ファーザーズデイ』のあいつみたいだ〜‼‼ 鬼畜キモサイコ‼‼
道中で出会う女達もかなりすごいっ‼ ネタバレになるから詳しく書かないけど、ゴス姉さん(「ザ・ヴァンパイア 残酷な牙を持つ少女」のシェイラ・バンドだっっ♡)とかねっ‼
色々と、たまらない♡
優男チップの焦りまくった裏声も全編通して面白くて仕方ない(笑) 彼女が実はやばかった‼という設定から始まり、様々に女に翻弄されていく中で、裏声発しながらも段々と男らしさをみつけ、自分の意志で動いていく姿っ‼
ヴァイオレットとの逃避行での「POP MUZIC」の選曲とか、馬鹿さしらに拍車をかけて楽しくなる(笑) 私自身の意見だけど、“逃避行”ものはアメリカン・ニューシネマやフィルム・ノワールに始まり、どれも好きなのだけれど、そこでの音楽ってすごく大事だと思っていて。そこでこれを流す感じがたまらなく好きだと思った。全てを表現するような選曲だなと(笑) トロマ出身の監督って、そういう力が抜けた音楽センスがあるなと思う‼ ジェームズ・ガン監督にしても♪
突飛なストーリーと、様々なアホらしさは根底にありつつも、それ故に感情の振り幅が広く、切なさにグッとウルッときたり、笑ったりし、ジェットコースター的展開の速さとアクの強い登場人物に飽きる事無く、毒々しいスッキリとしたバイオレンスもあり、随所にB級映画の良さがぎっしり詰まったような映画で、ほんとに楽しかったぁーーーー♡ これ、大好物なやつ♡ 「底辺バトルロワイヤル」