アーミル・カーンが出てるってだけで観たい!しかも『ダンガル きっと、つよくなる』で娘役を演じたザイラー・ワシームが主演だからさらに観たい『シークレット・スーパースター』。
音楽プロデューサー役のアーミル・カーンと音楽を愛する少女役ザイラー・ワシームの2人を中心に繰り広げられる感動ドラマかと思いきや、実は母と娘の絆を描く涙必須の映画だった。(かわいい弟もよかったね)劇中2回泣いてしまった。
とても感動する話だけど、かなり衝撃的なシーンもあって、それにはただただ憤りを感じるばかり…。おそらくこの家族は貧しくはない中流階級で、SNSやYouTubeが登場する現代社会で生活している。どちらかというと近代的な生活をする家族の中でも、まだまだインド社会の悪しき風習が残っていることを描いている。父親の言動は「時代錯誤も甚だしい!」と思うけど、実際まだまだいるんでしょうね、この父親のような人。
今回も予想以上のキャラクターで楽しませてくれたアーミル・カーン。思ったほど登場シーンは多くなかったけど、その存在感はやっぱりすごかった。インド社会の様々な問題を含みながらも、今回も笑いと涙の感動のエンタメ作品に仕上げている。
アーミル・カーンの作品にハズレなし!は継続中。
2019年8月観賞